一旦気持ちを落ち着かせると、大和は再び先程と同じく心配顔に。
大和「正直に言えよ。お前、病気なんだろ。何で俺らに秘密にするの?」
蓮「病気って…。一体何の事?」
奏「梓は蓮の事を病気だと思ってるよ。」
蓮「…梓が何で?」
大和「よくわかんねーけど、先日深刻そうにそう言ってた。蓮が突然梓の事がかわいいって言ってきたり、蓮には時間がないとかって。本当は不治の病なんだろ?」
蓮「マジか……。俺はいつから不治の病になったんだよ?」
奏「…違うの?」
俺は自分でも知らぬ間に不治の病に侵されていたようだ。
残念ながら、いま初めて知った。
しかも、出どころが梓。
かわいいと褒めてやった途端、俺を病気扱いに。
一体、どういう意味だ。