とある事情で無言になったら、超絶クールな婚約者様が激甘溺愛モードになりました。

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 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!

 わたしは気が狂いそうな痛みに耐えるしかできなかった。

 やっと眠れたと思っても、すぐに痛みで目が覚める。
 ベッドで横になってジッとしていても痛みが引くことはない。終わることのない痛みに正気を保っていられなかった。

 どうして、私がこんな目にあわなければいけないの?
 わたしがなにをしたっていうの?

 全部あの方のいう通りにしたのに、ちっともうまくいかなかった。
 あの女に呪いをかければ、私はライオネル様に選ばれるはずだった。

 どうして、どうして、どうして——!!