生徒会室はマリアン様がシュラバンに嫁がれてから、めっきり使用頻度が低くなったので鍵をかけて話をしていても問題ない。一応わたくしも生徒会のメンバーなので、使用できる権限はあるのだ。
誰もいない生徒会室に内側から鍵をかければ、準備万端だ。
「リア、話とはなんだ? ここで話すようなことが、なにかあったのか?」
「長くなるかもしれませんから、こちらにお掛けいただけますか?」
本当はわたくしが立ったまま話せるか自信がなかったから、ソファーをすすめただけなのだ。そうと知らないライル様は素直に腰を下ろしてくれた。このソファーはマリアン様が持ち込んだものだけど、物に罪はないのでそのまま使わせてもらっている。わたくしも隣に座り、ライル様に身体を向けた。
「リア、なにがあった?」
本当にこんな時にまでライル様は優しい。いつまでもその優しさがわたくしだけのものだなんて、勘違いもいいところだ。
「ライル様にお聞きします。他にお慕いする方ができたのではありませんか?」
「……いったいなんの話だ?」



