世話焼き教師は、天邪鬼ちゃんを離さない


私は楽しむなんてできないし、こんな恥ずかしい格好をさせられているだけでも生き地獄だ。



しかもお客さんに接客をしないといけない。



この姿で立っているだけで寿命が縮まる気分…。



教師に移動すると、男子たちがどよめきだした。



「うわっ…村上さんヤバくね?」



「マジで可愛すぎるだろ…」



「彼女にしてぇ…」



何言ってるか聞こえないけど、絶対いいこと言われてないのはわかる。



……先生、なんで止めてくれなかったの。



死んでもやらないと言ったのに



「クラス全員が望んでることだから。もちろん、僕もそのうちの一人」



なんて、満面の笑みで言ってたから背中に一発入れといた。