「お父様が本当に私たちを別れさせようとしたのかはわかりません。でも、認められないままじゃ、きっと幸せになれない気がするんです。それに私のこともわかってもらいたい」
彼はしばらく押し黙り俯いた。寄せては返すさざ波だめが耳をかすめていく。
目をそらさず聖一さんの顔をどのくらい見つめていただろう。
「聖一さん?」
笑っているのか、俯く聖一さんの肩が小刻みに震えだした。
「あはは、悪い。お前は昔から譲らない性格だったな、でも考えてみたら自分も同じようなところがあると思ったらおかしくてさ」
真面目に言ったつもりなのに、なんだか茶化された気分だ。私がムッとした顔になったのがわかったのか、聖一さんが頭を撫でて宥める。
「本当はこのまま親父になにも言わずお前をアメリカに連れて帰るつもりだったが……わかった。もう一度話をしに行こう。ついでに文句のひとつでも言ってやりたいからな」
「もう、喧嘩しに行くわけじゃないんですよ?」
「けど、また真希に嫌な思いをさせるようなことになったら……今度は自制する自信がない」
眉間に皺を寄せる聖一さんに私が「大丈夫」と笑って見せる。
「私、どんなことがあってもめげませんから、平気です」
「……お前のそういう芯の強いところ、好きだよ」
互いに見つめ合い、吸い寄せられるように唇を重ねる。この温もりがある限り、きっと私は大丈夫。
そんな想いを込め、私の身体を抱きしめる彼の腕にギュッとしがみついた。
彼はしばらく押し黙り俯いた。寄せては返すさざ波だめが耳をかすめていく。
目をそらさず聖一さんの顔をどのくらい見つめていただろう。
「聖一さん?」
笑っているのか、俯く聖一さんの肩が小刻みに震えだした。
「あはは、悪い。お前は昔から譲らない性格だったな、でも考えてみたら自分も同じようなところがあると思ったらおかしくてさ」
真面目に言ったつもりなのに、なんだか茶化された気分だ。私がムッとした顔になったのがわかったのか、聖一さんが頭を撫でて宥める。
「本当はこのまま親父になにも言わずお前をアメリカに連れて帰るつもりだったが……わかった。もう一度話をしに行こう。ついでに文句のひとつでも言ってやりたいからな」
「もう、喧嘩しに行くわけじゃないんですよ?」
「けど、また真希に嫌な思いをさせるようなことになったら……今度は自制する自信がない」
眉間に皺を寄せる聖一さんに私が「大丈夫」と笑って見せる。
「私、どんなことがあってもめげませんから、平気です」
「……お前のそういう芯の強いところ、好きだよ」
互いに見つめ合い、吸い寄せられるように唇を重ねる。この温もりがある限り、きっと私は大丈夫。
そんな想いを込め、私の身体を抱きしめる彼の腕にギュッとしがみついた。



