すぐに、涼太は私のそばにやってきた。
あれ?あの女の子がいない。
「彼女さんは?」
平静に私は、言った。
「彼女?ミキのこと?ひょっとして何か誤解してない?」
「誤解もなにも、あんなに幼い子好きだなんて!それに友達と遊んでるんじゃないの?」
「それは、ミキはいとこで親の都合で、映画に連れてきただけだから。それにミキは1つ下だぞ」
「でも、私のこと…」
「私ね、涼太の心読めるんだよ」
私は、そして
「嘘までついて。私と別れたいんでしょ」
決定的な事を言った。
終わった。
と、その時。
「じゃあ、俺の心読んでみろよ」
そう言うと、涼太は
いきなり私を抱き寄せて
ぎゅっとした。
涼太の心臓の音が、はやくなってる。
「私のことどう想っているの?」
「俺は、由真より、由真以上よりも…」
「よりも?」
「大好きだよ」
私は、泣いていた。嬉しくって。
「私も大好き。涼太、疑ってごめんなさい」
私達は、笑いあった。
「由真〜!おーい」
あかりが、ミキと一緒にこちらに向かってきた。
「仲直りしたんだね、良かった」
「涼太のいとこの中田ミキです。あかりさんから、涼太の彼女さんって聞いて、誤解させてすみません」
「こちらこそ、気を使わせてごめんなさい」
そして。
これから、4人で何か食べて帰ろうかって話になり、歩き出した。
見上げれば、青空。
素敵な日曜日だった。
(完)


