「俺はもう付き合いたいんだけど」
なんてさらりと答えちゃうから、もう大変。
「柚葉ちゃん愛されてるー!」って、みんなその度に騒ぐから、私はさらに慌ててしまうんだ。
他のクラスでも、すでにふたりは付き合っていてラブラブだとか、しまいには婚約してるだとか、そんな噂になっているらしい……。
りっちゃんのことは……まあ、昔から大好きだから、冷やかされるのは別に嫌ってわけじゃないけれど。
女の子だって思い込んでいた期間の方が圧倒的に長いから、まだ男の子のりっちゃんには私は慣れていなくって。
自分のりっちゃんに対する気持ちがまだよくわからないのに、周りからからかわれちゃうと焦っちゃうよ……。
そんな風に、騒がしい日がしばらく続いたとき。
「まだ律くんのこと、女の子だって思い込んでた時みたいに友達としか思えないの? もうあんなに男らしいのにさあ」
昼休みにふたりでお弁当をつついていた時、美緒が呆れたような顔をして言ってきた。
周りもすでに私たちふたりのことをラブラブだと思っているし、りっちゃんからもはっきりと好意を示されていて。
なんてさらりと答えちゃうから、もう大変。
「柚葉ちゃん愛されてるー!」って、みんなその度に騒ぐから、私はさらに慌ててしまうんだ。
他のクラスでも、すでにふたりは付き合っていてラブラブだとか、しまいには婚約してるだとか、そんな噂になっているらしい……。
りっちゃんのことは……まあ、昔から大好きだから、冷やかされるのは別に嫌ってわけじゃないけれど。
女の子だって思い込んでいた期間の方が圧倒的に長いから、まだ男の子のりっちゃんには私は慣れていなくって。
自分のりっちゃんに対する気持ちがまだよくわからないのに、周りからからかわれちゃうと焦っちゃうよ……。
そんな風に、騒がしい日がしばらく続いたとき。
「まだ律くんのこと、女の子だって思い込んでた時みたいに友達としか思えないの? もうあんなに男らしいのにさあ」
昼休みにふたりでお弁当をつついていた時、美緒が呆れたような顔をして言ってきた。
周りもすでに私たちふたりのことをラブラブだと思っているし、りっちゃんからもはっきりと好意を示されていて。



