好きにさせるから、覚悟しろよ ~再会した幼なじみがめちゃめちゃ迫ってきます〜

 休み時間のりっちゃんは、私とはあまり一緒におらず、こうして同性の友人と共に過ごすことが多かった。

 「男の俺を好きにさせる」と息巻いていたけれど、女の子同士の付き合いもあるだろうと考えてくれているのか、人前でこれ見よがしにべったりしてくるわけじゃなかった。

 まあ、隣の席だから雑談をすることはあったけれど。

 そういった気遣いができるをりっちゃんは、本当にスマートな人だなと思う。

 なんて、改めてりっちゃんの良さを私が認識していると。

「ねー、柚葉と律くんって本当に付き合ってないわけ?」

 いつの間にやら私の傍らにやってきていた美緒が、疑いの眼を私に向けていた。

「え!? つ、付き合ってないってば!」

 迫られてはいるけれど、一応まだそういう関係ではない。

 だから正直に私はそう答えたのだけど、美緒はいまだに疑惑を抱いているようで、胡散臭そうに私を眺めていた。

「だって、友達にしては明らかに距離近いじゃん。みんなだって噂してるし」

「えっ!? そうなのっ?」

 美緒の言葉に私は虚を衝かれる。