りっちゃんは昔から、私を助けてくれた後も「別になんてことはない」って顔をする。
その、息を吸うようにさりげなく優しいところも、本当にかっこいいのだった。
私がりっちゃんにお礼を言おうとしたら、ちょうど授業終わりのチャイムが鳴った。
「助けてくれてありがとう、りっちゃん」
授業中だったら小さな声でしか伝えられなかった感謝の気持ちを、私ははっきりと言った。
するとりっちゃんはどこかおかしそうに小さく微笑む。
――そして。
「ゆずって相変わらず、ぽやっとしてんね」
「え!? そ、そうかな」
「まあそこがかわいいんだけど」
なんて、またもや私に爆弾を落としていく。
驚きのあまり言葉を失っていると、りっちゃんは仲良くなったクラスの男子に呼ばれて行ってしまった。
ちょ、ちょっと!
私にあんなこと言っておいてあっさりと置き去りにしないでくれる⁉
って、目の前に居座られてもますますドキドキしちゃうから困るけど!
なんてりっちゃんに対するおかしな非難を胸に抱きながらも、男子と談笑している彼を盗み見る。
その、息を吸うようにさりげなく優しいところも、本当にかっこいいのだった。
私がりっちゃんにお礼を言おうとしたら、ちょうど授業終わりのチャイムが鳴った。
「助けてくれてありがとう、りっちゃん」
授業中だったら小さな声でしか伝えられなかった感謝の気持ちを、私ははっきりと言った。
するとりっちゃんはどこかおかしそうに小さく微笑む。
――そして。
「ゆずって相変わらず、ぽやっとしてんね」
「え!? そ、そうかな」
「まあそこがかわいいんだけど」
なんて、またもや私に爆弾を落としていく。
驚きのあまり言葉を失っていると、りっちゃんは仲良くなったクラスの男子に呼ばれて行ってしまった。
ちょ、ちょっと!
私にあんなこと言っておいてあっさりと置き去りにしないでくれる⁉
って、目の前に居座られてもますますドキドキしちゃうから困るけど!
なんてりっちゃんに対するおかしな非難を胸に抱きながらも、男子と談笑している彼を盗み見る。



