好きにさせるから、覚悟しろよ ~再会した幼なじみがめちゃめちゃ迫ってきます〜

 爽やかに私とお母さんに朝の挨拶をしてきたのは、なんとりっちゃんだったのだ。

 朝から瞳はキラキラとした光を放っていて、一部の隙も無くかっこいい。

 ……って、見惚れてる場合じゃなかった。

「り、りっちゃん⁉」

「あ、おはようございます⁉ ……って、えっ? どちら様⁉」

 驚く私と、突然現れた謎の美少年に困惑している様子のお母さん。

 すでにお母さんの顔は少し赤くなっていた。

 何の前触れもなく超絶イケメンが登場したんだから、無理もないか……。

「わ、私のクラスメイトのりっちゃんだよ。おはよ、りっちゃん。まさか迎えに来てくれるなんて……」

 無難な言葉で私がりっちゃんの紹介をするも、お母さんはいまだに彼をぼんやりと見つめていた。

「うん。せっかくだしゆずと一緒に登校したくて」

 昨日みたいに、ドキドキしちゃうことをあっけらかんと言うりっちゃん。

 朝から心臓が忙しく動いてしまい、「心臓って動きすぎて急に止まったりしないのかな」だなんて、変な心配をしてしまう。

 ――すると。

「……柚葉の彼氏?」