りっちゃんはたまに、かっこいい男の子が好きな女の子に向けるような言葉を、私に言うことがある。
その度に私は自然とドキドキしちゃうんだ。
女の子同士なのに何ドキドキしちゃってるんだろ私……ってその度に思ってしまう。
まあ、でもりっちゃんがその辺の男の子なんか目じゃないほどかっこいい女の子だから、そうなっても仕方ないよねって毎回考え直すんだけどね。
すると、りっちゃんは口元だけで微笑んだ。
「約束だよ、ゆず」
「――うん」
私は深く頷いた。
その約束を最後に、私とりっちゃんは離れ離れになった。
その後もしばらくの間は、手紙のやり取りをして私はりっちゃんと繋がれていた。
だけど私の家が同じ町内で引っ越しをした時に、りっちゃんから届いていた手紙を私は失くしてしまったんだ。
りっちゃんの住所が分からなくなったから私の新住所を伝えることもできなくなったため、手紙は途絶えてしまった。
悲しかったし、ドジな自分にやるせない気持ちでいっぱいだった。
その度に私は自然とドキドキしちゃうんだ。
女の子同士なのに何ドキドキしちゃってるんだろ私……ってその度に思ってしまう。
まあ、でもりっちゃんがその辺の男の子なんか目じゃないほどかっこいい女の子だから、そうなっても仕方ないよねって毎回考え直すんだけどね。
すると、りっちゃんは口元だけで微笑んだ。
「約束だよ、ゆず」
「――うん」
私は深く頷いた。
その約束を最後に、私とりっちゃんは離れ離れになった。
その後もしばらくの間は、手紙のやり取りをして私はりっちゃんと繋がれていた。
だけど私の家が同じ町内で引っ越しをした時に、りっちゃんから届いていた手紙を私は失くしてしまったんだ。
りっちゃんの住所が分からなくなったから私の新住所を伝えることもできなくなったため、手紙は途絶えてしまった。
悲しかったし、ドジな自分にやるせない気持ちでいっぱいだった。