昼間、家族がやってくれた誕生会は嬉しかったけど、りっちゃんのことを想うと心から楽しめなかった。
何度も「りっちゃんはずっと私を想ってくれていたんだ」とか「玲奈ちゃんに心変わりなんてしないよ」って前向きに考えようとしても、誕生日を忘れられているらしいことを思うとどうしても暗い想像が頭を駆け巡ってしまう。
せっかく、自分の気持ちに気づいたのに。
今日、ちゃんとそれを伝えようと思っていたのに。
私はずっとりっちゃんに恋をしていたって。
――それなのに。
「もうりっちゃんは、私のことを好きじゃないのかな……」
思わずぼそりと呟いてしまう私。
こんなことなら、りっちゃんと再会した時点で付き合えばよかった。
りっちゃんを女の子だと思い込んでいたから男として好きかどうかわからないだなんて面倒なことは考えずに、りっちゃんが好きという気持ちに素直に従えばよかった。
こうなってしまったのは、きっとモタモタしていた私のせい。
「りっちゃん。大好きだよ……」
思わず涙ぐんで、自分の素直な気持ちを言葉に出した――その時だった。
何度も「りっちゃんはずっと私を想ってくれていたんだ」とか「玲奈ちゃんに心変わりなんてしないよ」って前向きに考えようとしても、誕生日を忘れられているらしいことを思うとどうしても暗い想像が頭を駆け巡ってしまう。
せっかく、自分の気持ちに気づいたのに。
今日、ちゃんとそれを伝えようと思っていたのに。
私はずっとりっちゃんに恋をしていたって。
――それなのに。
「もうりっちゃんは、私のことを好きじゃないのかな……」
思わずぼそりと呟いてしまう私。
こんなことなら、りっちゃんと再会した時点で付き合えばよかった。
りっちゃんを女の子だと思い込んでいたから男として好きかどうかわからないだなんて面倒なことは考えずに、りっちゃんが好きという気持ちに素直に従えばよかった。
こうなってしまったのは、きっとモタモタしていた私のせい。
「りっちゃん。大好きだよ……」
思わず涙ぐんで、自分の素直な気持ちを言葉に出した――その時だった。



