今日は自分の誕生日だっていうのに、私ったら暗いことばっかり考えちゃって!
そう、土曜日の今日は私の十七回目の誕生日だった。
りっちゃんがお祝いしてくれるのかなって思っていたけど、今のところ何の連絡も無い。
金曜の休み時間に、「日曜日は何か予定ある?」ってりっちゃんに聞かれた時は期待したのに。
「昼間に家族とパーティーするけど、後は用事ないよ」って私が答えたら「そっか」ってりっちゃんは答えただけだった。
誕生日のお祝いのお誘いかな⁉って期待したけど、違ったみたい……。
でも、よく考えたらそうだよね。
六年前に一度お祝いしただけの私の誕生日を、りっちゃんが忘れていても仕方ないよ。
そもそも玲奈ちゃんの方にりっちゃんの気持ちが向いていたとしたら、私の誕生日を覚えていてもスルーするだろうし……。
いやいや、でもりっちゃんは六年間離れていても、私のことを好きでいてくれたじゃない。
そんな簡単にりっちゃんの気持ちが変わるわけないって!
りっちゃんを信じなよ、私。
――なんてことを、自分の部屋で私はずっと考えていた。
そう、土曜日の今日は私の十七回目の誕生日だった。
りっちゃんがお祝いしてくれるのかなって思っていたけど、今のところ何の連絡も無い。
金曜の休み時間に、「日曜日は何か予定ある?」ってりっちゃんに聞かれた時は期待したのに。
「昼間に家族とパーティーするけど、後は用事ないよ」って私が答えたら「そっか」ってりっちゃんは答えただけだった。
誕生日のお祝いのお誘いかな⁉って期待したけど、違ったみたい……。
でも、よく考えたらそうだよね。
六年前に一度お祝いしただけの私の誕生日を、りっちゃんが忘れていても仕方ないよ。
そもそも玲奈ちゃんの方にりっちゃんの気持ちが向いていたとしたら、私の誕生日を覚えていてもスルーするだろうし……。
いやいや、でもりっちゃんは六年間離れていても、私のことを好きでいてくれたじゃない。
そんな簡単にりっちゃんの気持ちが変わるわけないって!
りっちゃんを信じなよ、私。
――なんてことを、自分の部屋で私はずっと考えていた。



