りっちゃんが転入してきたからほぼ毎日一緒に帰路についていたので、素直に寂しく思う。

 ――それと同時に。

 もしりっちゃんに用事が無かったら、玲奈ちゃんも交えて三人で帰ったのかな、とか。

 一緒に帰れなくても、玲奈ちゃんは家で待ってればりっちゃんが帰って来るんだよね、とか。

 不安やら嫉妬心やら、いろいろな思いが私の胸を渦巻いてしまうのだった。