「りっちゃんの従妹の玲奈ちゃんね! わたしはりっちゃんの友達の柚葉。よろしくね~」
私は笑顔を作って、努めて明るい声で言う。
心のモヤモヤを、なんとなくりっちゃんに悟られたくなかったんだ。
すると玲奈ちゃんはニコニコしたままこう言った。
「律の友達の柚葉ちゃんね! 私明日からふたりの学校に転入するし、今日から律の家に住むことになったから~! よろしくねっ」
衝撃的なことを言われて、私は目を見開いてしまう。
明日から同じ学校……?
その上りっちゃんの家に住むって!?
「は? うちに住む? なんだよそれ、聞いてないんだけど。ってか玲奈はまだアメリカに住んでるんじゃないの?」
「だって律に会いたくなっちゃったんだもーん。律のお母さんに相談したら、じゃあ家に来なさいよって言ってくれてね! だから来ちゃった~」
「『来ちゃった~』って……。母さん、俺にも説明しとけよな」
驚きのあまり固まっている私をよそに、会話を繰り広げるふたり。
お母さんから何も聞いてないことを不満に思ったのか、りっちゃんは顔を引きつらせていた。
私は笑顔を作って、努めて明るい声で言う。
心のモヤモヤを、なんとなくりっちゃんに悟られたくなかったんだ。
すると玲奈ちゃんはニコニコしたままこう言った。
「律の友達の柚葉ちゃんね! 私明日からふたりの学校に転入するし、今日から律の家に住むことになったから~! よろしくねっ」
衝撃的なことを言われて、私は目を見開いてしまう。
明日から同じ学校……?
その上りっちゃんの家に住むって!?
「は? うちに住む? なんだよそれ、聞いてないんだけど。ってか玲奈はまだアメリカに住んでるんじゃないの?」
「だって律に会いたくなっちゃったんだもーん。律のお母さんに相談したら、じゃあ家に来なさいよって言ってくれてね! だから来ちゃった~」
「『来ちゃった~』って……。母さん、俺にも説明しとけよな」
驚きのあまり固まっている私をよそに、会話を繰り広げるふたり。
お母さんから何も聞いてないことを不満に思ったのか、りっちゃんは顔を引きつらせていた。



