「カラオケなら、個室で回りも気にならないしたぶん寝っ転がれるから……。ダメかな?」
相変わらず弱弱しい声で健吾くんが言う。
カラオケに入ることはまったく頭に無かったけれど、確かに健吾くんの言う通り、休むにはカフェよりうってつけだ。
「なるほど。うん、じゃあ入って休もうか!」
「ありがとう、柚葉ちゃん」
そういうわけで、ふたりでカラオケに入ることとなった。
健吾くんは、私が肩を貸したら立って歩くことができたので、入店するのはあまり大変じゃなかった。
受付を済ませ、店員に告げられた部屋番号の部屋に入る私と健吾くん。
ふたりだからか部屋は狭くて、健吾くんが寝られる位のスペースは無さそうだった。
ちゃんとここでゆっくり休めるかなあ?と、少し不安になっていると。
「け、健吾くん?」
健吾くんが私の隣に腰かけてきて、私は首を傾げる。
向かいにソファだってあるし、具合が悪くて休憩したいならそっちに座った方がゆったりできるのに。
――すると。
「柚葉ちゃんごめん。具合が悪くなったって、嘘なんだ」
相変わらず弱弱しい声で健吾くんが言う。
カラオケに入ることはまったく頭に無かったけれど、確かに健吾くんの言う通り、休むにはカフェよりうってつけだ。
「なるほど。うん、じゃあ入って休もうか!」
「ありがとう、柚葉ちゃん」
そういうわけで、ふたりでカラオケに入ることとなった。
健吾くんは、私が肩を貸したら立って歩くことができたので、入店するのはあまり大変じゃなかった。
受付を済ませ、店員に告げられた部屋番号の部屋に入る私と健吾くん。
ふたりだからか部屋は狭くて、健吾くんが寝られる位のスペースは無さそうだった。
ちゃんとここでゆっくり休めるかなあ?と、少し不安になっていると。
「け、健吾くん?」
健吾くんが私の隣に腰かけてきて、私は首を傾げる。
向かいにソファだってあるし、具合が悪くて休憩したいならそっちに座った方がゆったりできるのに。
――すると。
「柚葉ちゃんごめん。具合が悪くなったって、嘘なんだ」



