「もしかしてあいつのこと好きとか? 俺と付き合わないのは、あいつがいるから?」
「え!? 違うよ! りっちゃんのことをその……ずっと女の子だって思ってたからだってば!」
実際に全然違うので私は強く否定する。
りっちゃんに対する大好きっていう気持ちの正体が分からないから、今は付き合えないだけ。
健吾くんの存在は、まったく関係ないよ!
だけどそんな私の想いは、りっちゃんには届かなかったみたいで……。
りっちゃんは私から顔を背けてひとりで歩いて、教室に入ってしまった。
その日の午後は、私たちは一言も喋らなかった。
りっちゃんは私の方を見ようともしてくれなかった。
何か声をかけたかったけれど、なんて言ったらいいか私には分からなかった。
りっちゃんに謝るのも何か違う気がしたし……。
結局その日は言葉を交わさないまま、一緒にも帰らず私たちは別れてしまった。
「え!? 違うよ! りっちゃんのことをその……ずっと女の子だって思ってたからだってば!」
実際に全然違うので私は強く否定する。
りっちゃんに対する大好きっていう気持ちの正体が分からないから、今は付き合えないだけ。
健吾くんの存在は、まったく関係ないよ!
だけどそんな私の想いは、りっちゃんには届かなかったみたいで……。
りっちゃんは私から顔を背けてひとりで歩いて、教室に入ってしまった。
その日の午後は、私たちは一言も喋らなかった。
りっちゃんは私の方を見ようともしてくれなかった。
何か声をかけたかったけれど、なんて言ったらいいか私には分からなかった。
りっちゃんに謝るのも何か違う気がしたし……。
結局その日は言葉を交わさないまま、一緒にも帰らず私たちは別れてしまった。



