好きにさせるから、覚悟しろよ ~再会した幼なじみがめちゃめちゃ迫ってきます〜

 健吾くんがウィンクしながらお茶目にそう言ってきたので、そこまで言ってくれるのなら、という気になってしまった。

「そっか。うん、じゃあお洗濯お願いね」

「任せといて! 綺麗にして返すよ」

 そう言って人の良さそうな微笑みを健吾くんは浮かべる。

 ――それにしても。

 健吾くん、去年私に付きまとってきた時はかなり危ない人だったけど、今は全然そんな感じしないや。

 さっき初めて好きになったのが私だったって言ってたけど……。

 きっと、初恋を経て感情面が大人になったんだろうなあ。

 私を好きな気持ちも、たぶんもうまったく無いんだろう。

 健吾くんとは、正直あまりいい思い出が無かったけど……。

 今日の一件でそれがいい感じに上書きされたことは素直に嬉しい。

 そんな風に、ほっこりとした気持ちになりながら私は健吾くんと別れた。