冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。


1歩足を踏み入れるとそこは青空が広がっていた。ここから見える景色はとても綺麗で。


心が安らいだ。


目の前にあるグラウンドは部活中なのか体操服を着ている生徒が走り回っている。



「……やっと笑ってくれたな」


「……私、笑ってた……?」



深呼吸を繰り返していると、安心したような伊織のつぶやきが聞こえた。その声を聞いて首を傾げる。


あれ、私……今日ずっと笑ってたつもりだったのに。どういう意味なんだろう。



「うん。今日、ずっと苦しそうな表情してたから……ちゃんと笑ってるのははじめてだ」


「…………」



そう言われて、私は驚く。


伊織……私のこと見てくれてたんだ……。



「まぁ、こうなったのも俺が原因なんだけどな。空音には申し訳ないと思ってる」


「それ、は……」


「だけどこうしてふたりで景色を見るのも悪くないだろう?」



言葉に詰まっていると伊織がふわりとか笑った。