冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。


だけどそれもお構いなしに私を引っ張って教室を出ていく。


え、ど、どこ行くの?


帰るんじゃなかったの?


何が何だか分からない頭の中はパニック状態。とりあえず伊織について行ってるけどどこに向かっているのか。


ま、周りの目が気になる……!


伊織が私を引っ張っているせいで周りの生徒からめちゃくちゃ注目されていて、目のやり場に困る。


キャーとか、ショックー!とか、今まで聞いたことのある悲鳴が聞こえてきたけど……それどころでは無い!



「伊織ー!ストップ!どこ行くのよ!」



あまりにも力強く私を引っ張るので、声を出して伊織を止めようとしたけど無駄だった。


聞こえているはずなのに、歩く足を止めない伊織。


その背中は大きくて頼もしかったけど不安しかない。また昨日のような野暮んな事しないよね……?



「……ここって……屋上……?」


「ああ」



不安を抱きながら伊織について行くこと数分。