冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。


だけど顔を逸らしても俺を見つめている空音の視線が気になって仕方がない。



「なんだよ」


「……いや、別に?」



観念して空音をみると何故か顔を赤く染めていた。その表情を見てさらにドキドキが増す。


なんで、俺を見て赤くなっている……?



「なぁ、空音。さっきの質問ってどういう意味?」


「さ、さっきの質問?な、なんのことかな〜?」


「空音のこと、どう思ってるか俺に聞いたろ?」


「うっ……よく覚えてるね……って、伊織?」



この空気に耐えきれなくて、空音から布巾を奪うと自分で濡れたところを拭きながら質問の意味を聞いてきた。


忘れたことにしたかったらしいが俺は意地悪く聞いてみる。理由によっては答えが変わるから。



「……私のこと……どう思ってるか知りたくなったの。幼なじみだけどさ、ほら……この前みたいに噂になっちゃったでしょ?」



この前のことって、空音をお姫様抱っこして保健室に運んだことか。