冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。


あれだけ警戒していた咲坂さんと……一緒にいるなんて。



「あ、い、伊織!」



私は我慢出来ずに思わず伊織の名前を叫んでしまった。はっとした時には伊織とバッチリ目が合ってしまっていた。


後先考えずに名前を呼んでしまったもんだからダラダラと冷や汗が流れる。


伊織と話をしたい。


私の想いを聞いてほしい。


それを伝えればいいだけなのに、伊織の目は……私を見ていなかった。


いや、正確にいえば私を見ているけどまるで私の存在を否定しているようなそんな視線だった。



「何、栗田さん。これから私たち用事あるんだけど」


「……用事……?」



お互いに黙り込んでいると咲坂さんが面倒くさそうに口を開く。咲坂さんとの用事って……?



「そう。用事があるから。栗田さんには関係ない。早く帰りなさいよ」



刺々しく言い放つと私を見てふふっと微笑む咲坂さん。