冷徹冷酷な極上イケメンは幼なじみを甘く激しく溺愛したい。


気づいたら叫んでいた。


こんなに感情的に叫んだのは久しぶりだ。いつも空音が隣にいたから怖がらせないようにと気をつけていた。


この気持ちに気づいてからは空音といる時間を何よりも大切にしてきた。


なのに……空音を好きなだけなのに。神様は意地悪をするのだろう。


俺は……悪いことをしたのだろうか。



「私の気持ちを聞いた?……ははっ。それを思ってるのは伊織くんだけだよ!伊織くんは私と中が良かった。なのに私の気持ちを踏みにじって、冷たい態度をとって。告白だって勇気をだしたのに。こんなんじゃ気持ちが消えるわけないじゃない!」



……冷たい、態度……。


咲坂は言いたいことを言い切ると涙をためた目で下を向く。


冷たい態度と言われてドキッとする。それには心当たりが多すぎて今更後悔した。


空音にしか興味なかった俺は告白してくる女子を片っ端から振っていた。こんな顔に産まれなかったら、とすら思った告白の数々。