………どうしよう、嬉しい。



「じゃ、行くぞ」


「うん」



先生が返事をした直後、すぐに歩き出した伊織。伊織の腕の中でゆらゆら揺れながら、やっぱり好きだ、と自分の気持ちを確信したのだった。