Never Forget You

マシンに乗ると。

静かな闘志がみなぎる。



8番グリッドのそーちゃんは大きく呼吸した。

名前がコールされ、観客に手を振るそーちゃん。

その隣でパラソルを持つ手が震える私。



もう…



いつ倒れるかわからない。



ピットに戻る時、そーちゃんをもう一度見つめた。

そーちゃんも私を見てゆっくりと頷く。

そして右手の親指を立ててみせた。



エンジンが点火され、いよいよスタートする。


私の胸は張り裂けそうなくらい、辛い。