Never Forget You

「パパー!!」

睦海の叫び声でハッ、と我に返った。

目の前をそーちゃんが通っていく。

拓海くんも綺麗なライディングフォームだったけど、そーちゃんは更にその上をいく。

いつ見ても。

見惚れてしまう。



「真由!!」

いきなり、後ろから抱きしめられて慌てて振り返ると

「かれん…」

「…久しぶりー!!」



あまりに嬉しくて、思わず目頭を押さえた。



みんな、来てくれたんだね。

…普通なら。

こんなバイクの世界なんて、好きでない限り、関わらない。

けれど、私の友達は。

私の旦那が出るから、応援に行く。

それだけで来てくれる。

ありがたい。