次の日も次の日も俺は、屋上にいた時の立川の顔が頭から離れなかった


「やっぱり、敬也おかしいわ、大丈夫か?」

理玖に心配されながら俺は帰るため、準備をしていると

「あ、川嶋、辻村居た!」

教室の前の扉から顔をのぞかせたのは


あっ、白鷹楼先代総長の朔間さんだ


「なんですか?」



「いや〜、化学準備室の掃除を手伝ってもらいたくて」



そんな悪そうな顔をしなくても手伝うのに

朔間さんってたまに考えてることが読めないこともある