暴走族とは無縁の世界にいた女の子が総長に愛される話



俺たちが呆然と立ちすくんでいると、女の子が俺らのほうを向いた


……!!

あまりにも綺麗な顔立ちに俺たちは、言葉を失った

『ねぇ、あなた達ってもしかして』

声まで綺麗だなんて、そんな子がうちの高校
(杉咲花)に居たなんて、俺たちは知らなかった

「あ、もしかして…立川 真由里ちゃんか?」

理玖がそういうと、真由里って子は


『クスッ』と笑った


そして、真由里ちゃんは、座ってたフェンス側から俺たちの屋上の出入口のところまで歩いてきた


「あ、やっぱり!白鷹楼だ!初めて見たな〜」


笑った顔、立ち居振る舞い、声まで可愛くて綺麗だなんて、


まさか俺は思わなかった

もう既に立川に一目惚れしてたなんて


後で、メンバーにからかわれることなんて、

俺は知る由もなかった