「まゆ、キスしていいか?」

まゆを抱きしめたまま、俺がそう言うと、人差し指で口を押えられた

ダメだったか?

「きかなくてもしていいんだよ?」

津埜田と良くしてるのか?

俺はわかったと短い返事をすると、少し屈んで、まゆの唇にキスをひとつ落とした

「えへへ、しちゃったね?」

「あぁ」

もう俺の心臓は破裂寸前だ

昨日姫になったばっかだと言うのに、もう俺のこの気持ちは抑えきれなかったんだ。


「今日から、カレカノとしてよろしくね」


まゆは綺麗な声で、そう呟いた