「遊んでるのは翔太くんだけだよ〜。
なんか落ち着くんだよね?それに何故か懐かしい匂いがするし」
そうだったのか
「翔太って、白夜の総長だよ?大丈夫?」
雅樹がそう言うと、まゆはさっきまでふわふわな喋り方だったのに急に真剣な顔になった
「あのね?姫になって直ぐに言うのはどうかなと思うんだけど、言うね?
中学の時に白夜の姫様やってたの!
でも今はスパイでもなんでもないから安心してね?
白夜にいたのは2年だけだから、
それに辻村くんって白鷹楼の幹部してた
お兄さんの弟だよね?
道理で聞いたことがあると思った」
「そうやったんか?
なんか兄ちゃんから聞いたことあるよ。
白夜の幹部と戦ったことがあるって、
その時も女の子が1人いたらしいって
もしかしてそれがまゆちゃん?」
白夜の名前出しても驚かないわけだ。
悠介さんには俺らも感謝してる
悠介さんが居なかったら、俺は今白鷹楼に居ないってくらい