「立川さんじゃないですか?どうしたんです?」


雅樹は、一足先に白鷹楼に来て、俺たちを待っていていてくれた


「あ、立川 真由里です!1年A組です」

立川さんのことは誰でも知ってるのに戸惑って自己紹介しちゃったよ

もしかして、天然?

「まぁ、入り口で突っ立ってるのも足疲れるから、座って?」

雅樹が座るように促すと俺は立川さんの左腕を掴んで、俺の横にあるソファに座らせた

「わっ!ふかふか〜」

立川さんが天然で良かった

総長の横に座らせた女の子は総長の彼女って意味なんだけど

分かってるのかな?