あーー何か頭痛い…偏頭痛ってやつ?
あの男の子と出会った日から3日。
今日は仮病じゃなくて本気で頭が痛い。
ちょっと保健室行ってくる、と沙季に告げて、一階に降りる。
そして前と同じ様に、眠りについた。
────
え?ここどこ?
何か知ってるような、知らないような…
あ、図書館、か。
ふと隣を見ると、勉強している男の子。
これは…?
…また、白い世界に包まれて行く感じがした。
────
真っ白い天井を見つめていた。
目が覚めたのだが、さっきの夢が忘れられない。
その横顔が忘れられない。
そっと体を起こしてみる。
寝る前の頭の痛さは少し良くなっていた。
これなら授業も受けられそうだ。
保健室の扉を開ける。と、そこにいたのはさっき夢で見た男の子、つまり、いつき君だった。
[六花だよな、体調大丈夫か?]
『う、うん、それよりいつき君はどうしたの?』
[え?あ、今日の放課後、空いてる?]
『あ、空いてるけど、』
ん?ほぼ初対面の私に予定を聞ける勇気に尊敬する。
[良かった。えっと、と、図書館、一緒に行きま、せんか?]
突然のお誘いに驚くと同時に、ぎこちない敬語に思わず笑ってしまう。
『良いですよ』
