「……?」
なんで碧斗がここにいるの?
「こんなとこにいたのかよー…
この辺一帯ずっと探し回ってた。
かくれんぼ上級者めー」
あぁ、大好きな声。
この声を聞くとほっとする。
「碧斗、帰ってなかったの…?」
「えー、ラインしたじゃん!
駅の改札で待ってるから一緒に帰ろって!
全然来ないから山本に聞いたら、
この辺で別れたっていうから探しに来た」
「ライン…見てない…ごめん…」
「いいよ、そんなの。
それより、大丈夫?
お腹痛いのか?動ける?」
もしかして、この時間までずっと駅で待っててくれたの?
最悪なことしたこの私を?
「無理…吐く…」
「飲みすぎ?」
「ん…」
「まーちゃん、前に
飲みすぎたらダメ!
って俺に怒ったけど、
人のこと言えないじゃん」
ほんとにその通りだ。
反省。



