僕は息切れしながら学校に着いた、時間は……



ゆう『8時23分……!あと7分あるぞ…間に合ったぁ……!!』



僕は急いで下駄箱で上履きに履き替えて階段を上る…
そして、教室のドアをゆっくりと開ける



ゆう『おはようございます!遅れてすみませんでした!』


先生『ああ、楓乃さん…遅かったですね?今日は7時13分から朝の会なのですよ?』



ゆう『えっ……じゃあ、今は……?授業中……ですか?』



先生『朝の会が7時32分に終わり、少しリラックスして7時39分にリラックス終わり、そして授業が7時40分から始まりましたよ?今はほら、何時です?』



ゆう『……8時…32分……です。』



先生『合計で何時何分…時刻しましたか?授業が始まる時間から、今の時間で計算しなさい』



その時僕は……混乱していたからか…こう答えてしまった



ゆう『えっと……2時間30分……』



先生『 分からないのなら適当に答えない!『素直に分かりません』と言うこと!今日の放課後…職員室に来るように!』



ゆう『はい……ごめんなさい……』



そして、授業が終わりお弁当の時間…



ゆう『今日は…シャケおにぎりとおむすび…ごぼうサラダと…卵焼きか、』



山田『よぉ!笑 今日の朝遅刻してきて遅刻した時間まで分からなかったはーやーのーさーんー笑笑』



武田『普段は頭良くてモテてるくせに……笑 あれは女子達とかに無理やりやらせてるだけなんじゃねーのー?笑』



コイツらは山田 海(やまだ かい)と、武田 颯人(たけだ はやと)、いつも僕をいじってきたり、虐めて来るやつらだ…



ゆう『僕は女子達に無理やりやらせてもいない、それに遅刻した時間を言い間違えたのはパニックだったからだ!だって、いつもは8時30分に朝の会をするだろ!?』



山田『言い訳だね〜笑』



武田『 昨日お前学校休んだじゃん?その学校の日に帰りの会の時に先生から伝えられてたんだよなぁ笑 どーせ学校ダルいからズル休みでもしてたんだろ?笑』



ゆう『ズル休みじゃない!捨て犬を拾ってて……!…はっ!』



僕はついうっかりジャックの事をバラしてしまった…なにかされるに違いない



山田『捨て犬ぅ?そんな事だけで学校休むとかヤバー笑』



ゆう『だ、だって!かなり弱ってて…急いで動物病院に行って…!その後大変だったんだぞ!』



武田『なぁ?今日お前ん家行かせろよ、その捨て犬を見てみたいんだよなぁー、なぁ?もちろんいいよな?』



ゆう『ダメに決まってるだろ、僕の犬に何かされたらたまったもんじゃないからな!絶対に行かせない』



山田『はぁぁ?学校1エリートな俺らに逆らうわけ?そんなことしたら……お前の悪い噂作って放送しちゃおっかなー?』



武田『そーだぞ〜!ゆうが学校の女子を脅して勉強させてるとか流すぞ?』



ゆう『そーしてもいいから僕の家には来るな』



武田『あっそ!どーなっても知らねぇからな!』



山田『そうだぞ〜!どうなっても知らないぞー!』



タッタッタッタッタッ……



僕はそう言われながらも黙々と弁当を食べ進めて授業が始まる3分前には食べ終わった



ゆう『まったく、どーせ放送されないだろう…あんなデマ』



僕はそんなことを思いながら、教室に戻り…授業をし終わって放課後



ゆう『そういえば、しゅう今日居ないな…確か、風邪だったっけ…?それに先生に職員室に呼ばれてたんだよなぁ…ひぇー…』



とぼとぼと歩き、職員室について…ドアを3回ノックする、すると中から声のようなものがした



先生『入りなさい、』



僕はドアを開けて『失礼します』を言ってから部屋に入り…先生のお説教タイムは始まる



先生『楓乃さん、今日なぜ遅刻したのですか?』



ゆう『昨日……実は、犬を拾いまして…それで手続きとか、病院とか…色々あって…寝たのは12時過ぎでした…』



先生『なるほど、つまり…そのわんちゃんを拾って色々あり、夜遅くに寝て遅刻したと…』



先生『それじゃぁ、今日何時何分に起きました?』



ゆう『8時……10分…に起きました。』



それから心の無いお説教タイム……キッツ…



そして僕はお説教タイムが終わると…家に猛ダッシュで帰った
そこから、あーなるとは思わなかったよ