ひよりなら、絶対にわかってくれる!
強い自信があった。


全力で夢を追いかける俺を、カッコいい!って惚れ直してくれる!
そんな期待まであった。

それなのに……


1か月半ぶりに、自分のアパートに帰った俺は、リビングの壁にかかっている、カレンダーの前で

声が出ないほど、絶望してしまった。


だって、大きなカレンダーいっぱいに

『バイバイ』

俺たちの関係を断つ、真っ赤な文字が

痛々しく、刻まれていたんだから。