大弥(だいや)君と付き合っていた頃に、戻りたい?

そう聞かれたら、私は首を横に振る。



あんなに悲しい思い、二度としたくないから。



かすかに残る未練とともに

大弥君の部屋のカレンダーを

ビリビリに破り捨てて。