株式会社タケミヤの社長室。
机の前に、能村と高木の凸凹コンビが起立させられていた。
「色々言いたいことはあるんだけれども、まずサングラス取ろうか」
社長に言われて、二人はサングラスを外す。
「涼音を見守ってくれるのは本当にありがとうね。でもお友達を威嚇するのはやめてね、お願いだから」
「うす」と能村。
「がんばります」と高木。
「がんばることじゃないでしょ。もう……君ら東日本の人なのに西日本の怖い人やってるの意味わからないからね。あとお芝居もぐだぐだだったし」
「演技指導ですか?」と言う能村の頭を高木がぺしっと叩く。「痛っ。おい私の方が先輩だぞ、次やったらお局ムーブするぞ」
「あれは知力がいるので能村さんには無理です」
「何を!?」
「社長室で社長をハブらないでください」
「「すみません」」
ともかく、と武宮氏は咳払いする。
「ああいう変な絡み方はしないでちょうだい。私の五臓六腑に悪いから」
「「はい」」
話が終わり、社長室から出て行こうとした能村が振り向いて言った。
「あの、さっきお尻擦り剥いたんですけど労災おりますか?」



