「新部員は?」

「この子だよ〜」

「由上春希(ゆかみはるき)です。よろしくおねがいします」

「うん、よろしくペンネームは…はるでいいかな?」

そのまんまだけど

「いいです」

「敬語なしでいいよ」

敬語なんて方苦しいし

お互い距離感じるしね

ゆいは敬語で話してるけど…

「分かった」

「秘密部のルール言う?」

ルールって言っても初歩的なものだけど…

でも、はるは首を立てに降った

「じゃぁ〜僕が説明するね」

「1〜部活中はペンネームで呼び合うこと理由は〜、2で」

「2、ありのままの姿で参加することですね」

ありのままの姿?って思うよね?

実は、この部活に入っている人、昔色々なことがあったせいで変装しているんだ

だけど、部活では本当の姿で遊びたいじゃん?

そして、噂が広まる前は本名で呼び合ってたんだけどあまりにも美男子が!なんて広まってしまってばれると面倒くさいし…ってことでルール1ができたんだよ

「分かった…でも、なんで変装解くんだ?そのほうがバレるリスクが高くなるだろ?」

「その心配はないの、だって先生もだいたい知らないし私達がいても誰だ?ってなるだけだから」

代わりに視線が来るけど

「最後?かな3楽しく遊ぼう!って感じかな」

思ったより終わるの早かったな

「ゆめ〜今日は何するの?」

どうしよう決めてない…

「あ!新部員もきたしプリクラとか取りに行こ!」

「プリクラ…久しぶりに聞いた」

「えぇ!いつになっても面白いよね~でもそんな古かったけ?」

「いや、あまり人と関わることがなかったから…」

はるって結構臆病な感じかな?

「でも、この部活はゆったりしとけばいいからね」