カレカノごっこ。


伊吹くんは2人のブレスレットの写真を撮ると、すぐにその写真を私に送ってくれた。

私はこんなに動揺しているのに、伊吹くんの動きは至って平常だった。



やっぱりカレカノ気分味わっているだけ…?

もう、本当に伊吹くんが何考えてるか分かんない!

でも、写真を撮り終わっても手は繋がれたまま…。



「あの、写真取り終わったから手、離していただけますか…?」

「うーん。やだ」

「っっ…!…だだこねないで…」

「もう少しだけ」