運命の出逢い-あの日助けてくれた彼は…-



いつの間にか眠ってしまっていたのか
トントンと肩を優しく叩いて「ついたよ」
「すいません!寝てしまって…」
寝顔を見られてしまった恥ずかしい…
まあ今更なんだけどね
運転してくれてるのに寝ちゃうなんて


「泣き疲れたのかなってまた寝ながら泣いてたのか」私の涙を指ですくってくれる…早瀬さんの行動がひとつずつ、、くすぐったくてドキッとしてしまう。。


「ここって…」私の目の前には綺麗な夜の海が広がっている…あの時絶望だった私を早瀬さんが連れて行ってくれた海だ


夜だから人は居ない海の音だけが聞こえて
この世界に私と早瀬さん2人だけがいるみたい

「あそこのベンチに座ろ」「はいっ」
あの時は冬で寒かったな〜今はもう少しで春が終わる…海の風は心地よくて気持ちいい

ベンチに腰を下ろして少し2人で海を見た