運命の出逢い-あの日助けてくれた彼は…-



「早瀬さん、、」

早瀬さんがギュッと握ってくれる手を
私は握り返す離したくない…けど
困らすだけだって分かってる


「ごめんなさいっ」

早瀬さんの手が温かくて安心する…
私の目から涙が一粒ずつ落ちていく
なんで、、私泣いてるんだろう

全てが終わっての涙なのか
本当は私まだ斗真と離れたくないのか
それは絶対に違うと思う
私の中で答えはもう出てる


この涙は、私の中での物語りのピリオドを打ったから悲しいよりも何か違う感情が…ポカポカする…そんな不思議な感覚になる


「少し時間大丈夫?」と優しく首を傾げて
聞いてくれる早瀬さん。私は首を縦に振り
目的地は分からないが私は窓から見える綺麗な星と街灯をずっと眺める


このまま時間が止まればいいのに