「いえこちらこそお世話になってます。ですが…勘違いしないで欲しいが社長の立場で来たわけぢゃない」
えっと斗真の目が開きじっと早瀬さんをみてる
その隣で私もポカーンとアホ面になってしまった
早瀬さんは私の耳に口を近づけて
「紗奈さんあそこに車を止めてるので待ってます」
「はい、、ありがとうございます…」
耳に吐息がかかるだけで私は真っ赤になる
斗真を失うのが怖かったのに
今はもう早瀬さんを失うのが怖なってる
車に乗るまでの早瀬さんの背中を目で追ってしまった
そんな私に斗真はすぐに気づく悲しく泣きそうな顔で「紗奈…」と呟き
斗真にギュッと優しく抱きしめられた…

