クリスマスは紗奈から
「忙しいの良い事だけどけど少しは私とも一緒に居て欲しいクリスマスいつもの時計の下で待ってるね」

このまま逃げていても仕方ないちゃんと紗奈に
今日紗奈に本当の事打ち明けよう。
もし許せないなら俺はずっと
紗奈に許してもらえるように信じてもらえるように…


もうすぐ待ち合わせの場所に向かわないといけない時間で中々勇気が出せないが紗奈を待たせる訳にはいかない…突然インターホンが鳴った

画面を覗くと佐藤がうつっていた。

「ごめん今日は帰ってくれ…」

佐藤は泣きながら「柏木君家の中に入れて欲しいの…話がしたいの…」ここで話をしては周りに丸聞こえだ

俺は仕方なく佐藤を家に上げリビングに案内する

「ありがとう柏木君、、ずっと話ししたかったの」ぎゅっと後ろから抱きしめられた

俺はそっと回された腕を解く
「ごめん。俺は佐藤の気持ちには応えれない」


「ねえ…紗奈さんって可愛い人だね。みてこの服選んでもらったの可愛くない?仲良くなれそうだなっ」

頭の中が混乱した何で佐藤は紗奈を知ってる?
勝手にズカズカと入ってくる佐藤に腹が立つ


「別れてよ…何するか分かんないよ柏木君を私手に入れるまでどんな手段も選ばない…本当に好きなの」

佐藤をここまでにしたのって俺だよな
紗奈も佐藤も責任取るにはこうするしかないのか
必死に頭を絞っても何も思い浮かばない

"紗奈ごめん今日は行けない。俺と別れて欲しい"

「これでいいか?頼む紗奈には何もしないでくれ」

すぐに紗奈から連絡がきた
1コール2コール『も…』

バッと横からスマホを佐藤が奪う

「もしもし〜あの彼にもう電話しないで貰える?私が今日から彼女なので迷惑です」

「ちょっと、、貸して」

少し怒り気味で俺は佐藤からスマホを奪い返す


「斗真どゆう事?説明して納得できない」

「本当にごめん。また連絡する」

後ろで佐藤は「本当に何なの!別れるんでしょ?」ってずっと泣きながら叫ぶ


「俺佐藤に今見せてる顔本当の俺じゃないしこれから先お前を受け入れる事は無いごめん。付き合う気もない」


俺は佐藤を睨む伝わってくれ会社にどう思われても良い
お前とは一緒に居たくない


「はぁ…何それ。。おもんなっちょろいとか思ってたのに。。はぁだるいはもうこっちが願い下げ」


急に態度がころっと変わって俺は固まった


「まあっどーでもいいけどあんたと私ヤッてなないし…ずっと寝ながら『紗奈、紗奈』って馬鹿みたいに。。帰るわ」


ガチャっと手をかけてヒラヒラと手を振りながら出ていく

俺は佐藤があの後ずっと泣いてたことなんて知らない


もうでも取り返しがつかない所まできてしまった
紗奈ともう一度やり直したい。。