運命の出逢い-あの日助けてくれた彼は…-



お昼休憩を終え今日の覚えなきゃいけない
業務を必死に松井さんに聞きメモをして…


「よしっ今日はここまでっお疲れ様〜」

時計をチラッとみると18時
お昼からあっという間に過ぎていた


「ありがとうございます!!」

「ぢゃあまた明日頑張ろうね!今日はゆっくり休んでね!お疲れ様〜」


私は帰る支度をして皆さんに
「お先に失礼致します」と伝えドアを開けた


っておっと人見てなかった…
「おっと大丈夫?」

「あっすいませんっ!!」

私は頭を下げぶつかった相手の顔を…って


「えっ」思わず声が出てしまった
会いたくて会いたくてたまらなかった
早瀬さんが目の前にいるんだもん


早瀬さんはニコッと笑ってくれた…
どうしているのかなんて分からないし
出入り口でぶつかったから皆私達の事を見てるし

「初めまして本日よりお世話になります佐々木紗奈と申します。宜しくお願い致します」

私は深々と頭を下げた

「初めまして…早瀬と申します。これから頑張ってね」

頭を下げ中に入っていく早瀬さん
これで良かった。もう何も無かった事にしよ


「社長!!いかがなさいましたか?」


私はドアが閉まる前にそう聞こえて
思わず振り返る透明のドアから
課長と早瀬さんが喋っている


まさか早瀬さんってここの会社の社長だったの?!!