運命の出逢い-あの日助けてくれた彼は…-



それからはあのキスの事は2人共触れずに
近くの食べ歩きしながら色んな物に触れて見て

「こゆうデートは初めてだな」

「え?デート?」「違うか?」

こんな強引な所本当に早瀬さんらしい
「違うくないですね」クスクス笑ってしまった

そんな早瀬さんは少し拗ねた感じで
「からかうな」って手で口を押える


「早瀬さんみてみて!動物触れるみたいですよ」

「凄いな行ってみるか?」

看板に動物に触れ合えますって書いてて
私は凄くテンションが上がる


「ねぇねぇみて!ウサギ!あーーみて可愛いー写真撮りましょ!!」


そんなはしゃぐ私を早瀬さんは微笑みながら
ついてきてくれたって私絶対ガキ扱いされる…
テンション上がりすぎた恥ずかしぃぃ

「はしゃいじゃいました…反省!!早瀬さんどこか休憩しますか?」


「あーぢゃああそこのお店入るか」


可愛らしい外観で女の子が好きそうな
オシャレなカフェがあった


カランコロン~♪


扉を開けると綺麗な音が聞こえる

「いらっしゃいませ〜2名様ですね」

案内された席は木を使ったテーブルとイスで
森をイメージした可愛らしい店内で凄く癒される

「素敵なお店ですね」「本当だな」

コーヒーとミルクティーを頼んで
日替わりケーキは今の旬を使ったフルーツがのって
凄い美味しかった昨日はと違い本当に今の私は幸せ


こんな素敵な時間もあっという間に終わりがくる…朝から夜まで一緒に過ごしたのにこんなの時間が経つのが早いなんて。。

「紗奈さんまた連絡します。今日は本当にありがとう楽しかったよ」


「いえ…私の方が何度御礼を言っても足りないぐらい感謝してます。今日は本当に楽しかったです!ありがとうございます」


名残が惜しく私は早瀬さんの車が見えなくなるまで見送る…帰って御礼の連絡を送りすぐに早瀬さんから返事が来たたわいもないやり取りをして『おやすみなさい』の一言でメッセージが終わった…寂しいな


ベットで寝転びながら今日1日の事を振り返り
自然と瞼が落ちていく深い眠りについた