それから、漸く櫻ちゃんの質問攻めも
終わり、二人で美味しい食事を堪能することができた。
「櫻ちゃん、ごちそうさまです。」
お会計をしようと財布を取り出した
櫻ちゃんに私はペコリと頭を下げる。
「うん。美味しかったからまた来ようね」
櫻ちゃんはニコリと微笑みながら財布から
クレジットカードを取り出した。
その時、一緒に財布から別の
カードが一枚ポロリと落ちた。
「櫻ちゃん、カード落ちたよ?」
私はそれを拾い上げて
櫻ちゃんの前に差し出した。
そのカードを見て「うわっ」と狼狽える
櫻ちゃんに私は咄嗟に
差し出した手を引っ込めると
マジマジとカードを眺めた。
「ちょっと返して!」
櫻ちゃんは急いで
私の手からカードを抜き取った。
そして、櫻ちゃんは何事もなかったかのようにそのまま会計に向かう。
その様子を私はジトーッとした
目で見つめた。
なぜなら、そのカードにはこのレストランが入っているホテルの名前とロゴが入っていたからだ。
「そのカードってホテルのルームキー?
もしかして今日、部屋取ってるの?」
私は黙って前を歩く櫻ちゃんの顔を横から覗きこんだ。
櫻ちゃんは立ち止まると
「そうだよ!
もしかしてもしかするかもしれないじゃん!一縷の望みをかけてスイートルームを予約してたんだよ!」
観念したのか今度は逆ギレだ。
「スイートって...一体いくらしたのよ?」
「えーっと...20万...くらいだったかな...?」
「20万って...
泊まるかどうかも分からないないのに
何でそんな無駄遣いするの!?
キャンセルできないの?」
「無駄遣いじゃないし!
当日のキャンセル料はどのみち100%だよ」
終わり、二人で美味しい食事を堪能することができた。
「櫻ちゃん、ごちそうさまです。」
お会計をしようと財布を取り出した
櫻ちゃんに私はペコリと頭を下げる。
「うん。美味しかったからまた来ようね」
櫻ちゃんはニコリと微笑みながら財布から
クレジットカードを取り出した。
その時、一緒に財布から別の
カードが一枚ポロリと落ちた。
「櫻ちゃん、カード落ちたよ?」
私はそれを拾い上げて
櫻ちゃんの前に差し出した。
そのカードを見て「うわっ」と狼狽える
櫻ちゃんに私は咄嗟に
差し出した手を引っ込めると
マジマジとカードを眺めた。
「ちょっと返して!」
櫻ちゃんは急いで
私の手からカードを抜き取った。
そして、櫻ちゃんは何事もなかったかのようにそのまま会計に向かう。
その様子を私はジトーッとした
目で見つめた。
なぜなら、そのカードにはこのレストランが入っているホテルの名前とロゴが入っていたからだ。
「そのカードってホテルのルームキー?
もしかして今日、部屋取ってるの?」
私は黙って前を歩く櫻ちゃんの顔を横から覗きこんだ。
櫻ちゃんは立ち止まると
「そうだよ!
もしかしてもしかするかもしれないじゃん!一縷の望みをかけてスイートルームを予約してたんだよ!」
観念したのか今度は逆ギレだ。
「スイートって...一体いくらしたのよ?」
「えーっと...20万...くらいだったかな...?」
「20万って...
泊まるかどうかも分からないないのに
何でそんな無駄遣いするの!?
キャンセルできないの?」
「無駄遣いじゃないし!
当日のキャンセル料はどのみち100%だよ」



