それから二人は園内の全ての絶叫系の乗り物を制覇していった。
全ての絶叫マシンを乗り終える頃には
櫻ちゃんの顔は真っ青になり、
足元もフラフラな状態だった。
「櫻ちゃん、大丈夫?
ちょっとベンチで休もうか?」
私は櫻ちゃんの体を支えながら
ゆっくりとベンチに座らせた。
そして、自販機でペットボトルのお茶を買うと、それを櫻ちゃんに手渡した。
「ありがとう...」
櫻ちゃんはペットボトルを
受け取るとグビッと口に含んだ。
「苦手なら一緒に
付き合ってくれなくても
1人でも乗れるのに...」
最初のコースターで
真っ青になっていた櫻ちゃんに
私は1人で乗ることを提案したのだが
櫻ちゃんは頑なに一緒に乗ることに
こだわったのだ。
「駄目だよ!
羽菜ちゃんと一緒に楽しみたいんだ。」
「でも、苦手なもの乗っても櫻ちゃんは
楽しくないでしょ?」
「そんなことない。楽しいよ?
僕は羽菜ちゃんといるだけで楽しい」
そう言って微笑む櫻ちゃんに
私の胸がキュッと締めつけられる。
「櫻ちゃん、ちょっと待ってて!」
私は櫻ちゃんを残して駆け出すと
数分後にアイスクリームを手に
戻ってきた。
「はい!頑張ったご褒美」
「うまそーありがとう!!」
嬉しそうに受け取る櫻ちゃんは
早速、ペロッと食べると「うまいっ」と
頬を緩めた。
全ての絶叫マシンを乗り終える頃には
櫻ちゃんの顔は真っ青になり、
足元もフラフラな状態だった。
「櫻ちゃん、大丈夫?
ちょっとベンチで休もうか?」
私は櫻ちゃんの体を支えながら
ゆっくりとベンチに座らせた。
そして、自販機でペットボトルのお茶を買うと、それを櫻ちゃんに手渡した。
「ありがとう...」
櫻ちゃんはペットボトルを
受け取るとグビッと口に含んだ。
「苦手なら一緒に
付き合ってくれなくても
1人でも乗れるのに...」
最初のコースターで
真っ青になっていた櫻ちゃんに
私は1人で乗ることを提案したのだが
櫻ちゃんは頑なに一緒に乗ることに
こだわったのだ。
「駄目だよ!
羽菜ちゃんと一緒に楽しみたいんだ。」
「でも、苦手なもの乗っても櫻ちゃんは
楽しくないでしょ?」
「そんなことない。楽しいよ?
僕は羽菜ちゃんといるだけで楽しい」
そう言って微笑む櫻ちゃんに
私の胸がキュッと締めつけられる。
「櫻ちゃん、ちょっと待ってて!」
私は櫻ちゃんを残して駆け出すと
数分後にアイスクリームを手に
戻ってきた。
「はい!頑張ったご褒美」
「うまそーありがとう!!」
嬉しそうに受け取る櫻ちゃんは
早速、ペロッと食べると「うまいっ」と
頬を緩めた。



