年下御曹司の箱入り家政婦

それから二日酔いの体でなんとか
仕事を終えた私は
街灯で照らされた歩道を
早く部屋でゆっくりしたい
一心で家路を急ぐ。

ようやく自分の住むマンションが見えてきて
ホッと気持ちが緩んでくる。

そういえば今日も櫻ちゃんからの
メールが朝から来ていなかった。

私はバックからスマホを取り出して
画面を操作するとやはりメールは届いていない。

仕事が忙しいのだろうか...

しかし、マンションを見上げると
櫻ちゃんの部屋のリビングには明かりが灯っていた。

家に帰ってる...?

早く帰ってきた日は必ずと言っていいほど、電話とメールの嵐なのに...

私は櫻ちゃんの部屋の前に行くと
インターフォンを押した。
しかし、いくら待っても中から何の応答もない。

私は自分の部屋に入ると櫻ちゃんが開けた穴から櫻ちゃんの部屋を覗いて見た。
カーテンが掛けられているから中が見えないが電気がついているのは分かる。

電気を消し忘れたのかな...?

そう思って穴から顔を引っ込めようとしたとき、部屋の中からガタンと音がした。