年下御曹司の箱入り家政婦

高校生になってからも
僕の初恋の熱は冷めることなく
さらに熱を増していく。

「櫻介、高校に入ってから
告白断ってばかりじゃね?
昨日だって一年の可愛い女の子振ったって
クラスでもこの話題で持ちきりだぞ?」

クラスで友人の斗真が前の席から
興味津々と言ったように問い掛ける。

「う~ん。興味ないから?」

僕は漫画を読みながら適当にこたえる。

「勿体ねぇ~。それなら俺にくれよ!」


「どうぞ~」と僕は答えながらも
漫画に夢中だ。

「ムカつくやつだな。
なんか最近、学校終わったら真っ直ぐ家に帰って付き合い悪いし。
もしや、他校で女でも出来た?」

「彼女はいない...

でも、落としたい子はいる」


「まじか~ビックニュースじゃん!
どんな子、写メないの?」


「あるけど見せない」


「なんだよ?ケチだな!
減るもんじゃないし」

「減る」

「そんなこと言われたら益々見たい!
帰りに尾行しようかな?」

「お前、死にたくなければやめろ。
俺の好きな子はそこら辺の女の子が
霞むくらいそれはそれは可愛いんだ。」

「えぇ~拝むだけだから見せて~」

斗真は僕の机に身を乗り出して両手を合わた。

その時、ブルブルと僕のスマートフォンが
なった。

スマートフォンの相手は
羽菜ちゃんの女友達の梓さんだ。

そして、僕の恋の応援者だ。