年下御曹司の箱入り家政婦

玉木はうぅっと涙をこぼすと
「はいっ、すみません。
身の程もわきまえず、新さんを
好きになってしまいました」   
震える声で答えた。

俺はフッと笑いながら
「馬鹿だな。泣くなよ。
俺は嬉しいのに」
玉木の耳元で優しく呟いた。

「本当ですかぁ?新さぁ〜ん」

玉木はまるで子どものように
うわぁ〜んと涙を決壊させて泣き出した。


俺はそれが愛おしくて
「ああ、本当だ。俺もいつの間にか
お前のことが好きになってた。」
ギュッと抱きしめる腕を強める。 

「わぁーん、私も新さん大好きです」

「あの絆創膏はちゃんと捨てろよ。
代わりのものちゃんと買ってやるから」

それを聞いて玉木は益々声を上げて
泣き出した。
 
俺はそれをなだめるように
抱き締めながら片手で頭を優しくなでた。

玉木が泣き止むまでずっと。